江戸の歴史を歩く
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江戸の歴史を歩く

500年前の江戸から、今の東京へ。

高層ビルが立ち並ぶ、今の東京。その足元には、500年以上前から続く歴史が眠っている。始まりは、一人の武将——太田道灌が、この地に城を築いたことだった。道灌が見つけた江戸は、徳川家康に受け継がれて日本最大級の都市へと成長し、明治の世を経て、今の東京へとつながっていく。日枝神社、江戸城跡、明治神宮。3つの場所を実際に歩きながら、江戸から東京への500年の歴史をたどる旅に出かけよう。

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スポット数
3箇所
移動距離(概算)
約6.6km
スタート地点
日枝神社
ゴール地点
明治神宮
日枝神社

日枝神社

東京都千代田区永田町2丁目10-5

国会議事堂・首相官邸にほど近い、都心の高台に鎮座する神社。「山王さん」の愛称で親しまれ、都心とは思えない緑に囲まれた境内には、朱塗りの山王鳥居や、江戸時代から続く石段が今も残る。

旅の始まりは、日枝神社。この神社の起源をたどっていくと、一人の武将——太田道灌にたどり着く。今の東京の姿からは想像しにくいが、500年以上前、この地に城を築いた男がいた。

太田道灌と江戸城の始まり

1457年(長禄元年)、扇谷上杉家の家臣であった太田道灌は、江戸の地に城を築いた。当時の江戸は、入り江に面した小さな湊であり、後の巨大都市を想像させるものではなかったが、道灌は水運と陸路の両方を押さえられるこの土地の地の利に目をつけたと伝えられる。築城にあたり道灌は、山王権現を城内に勧請し、城の守護とした。これが、現在の日枝神社の起源とされている。道灌自身は優れた武将であると同時に和歌にも通じた文化人としても知られたが、1486年、主君である上杉定正に謀反を疑われ、暗殺された。

登場人物: 太田道灌

次は江戸城跡へ — 徒歩約21分(目安)

江戸城跡

江戸城跡

東京都千代田区千代田1

現在の皇居として使われている、かつての江戸城の中心部。二重橋や石垣、堀など、江戸時代の巨大な城郭の面影が随所に残る。皇居東御苑では、天守台の石垣など、当時の遺構を間近に見ることができる。

日枝神社を離れ、江戸城跡(皇居)へ。道灌が見つけた江戸とはどんな場所だったのか。そして、なぜ徳川家康はその江戸を受け継ぐことを選んだのか。答えを探しに、かつての城の中心部へ向かおう。

家康、江戸に入る

1590年(天正18年)、小田原征伐で北条氏を滅ぼした豊臣秀吉は、徳川家康に対し、それまでの領国であった三河・遠江などから関東への転封を命じた。家康はこのとき、鎌倉や小田原ではなく、道灌以来の古い城が残るだけだった江戸を新たな本拠地に選んだ。家康は江戸城の大規模な拡張・整備を進め、1603年に征夷大将軍に任じられると、江戸は名実ともに幕府の政治の中心地となった。参勤交代の制度により全国の大名が江戸に屋敷を構えるようになったこともあり、江戸は急速に人口が増加し、18世紀には人口100万人を超える、当時世界有数の大都市へと成長した。

登場人物: 徳川家康

次は明治神宮へ — 少し距離があります(直線距離約4.9km)。電車やバスの利用がおすすめです

明治神宮

明治神宮

東京都渋谷区代々木神園町1-1

明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社。渋谷・原宿にほど近い立地ながら、約100年前に人の手で作られた「杜(もり)」に包まれており、大鳥居から続く参道は都心とは思えない静けさに満ちている。

江戸城跡を離れ、明治神宮へ。徳川の世が終わり、江戸はどのようにして東京へと姿を変えていったのだろうか。近代の東京を象徴するこの場所で、江戸から続く旅の答えを見つけよう。

江戸から東京へ

1868年、江戸城は新政府軍と旧幕府側との交渉の末、戦火を交えることなく明け渡された(江戸無血開城)。同年、江戸は「東京」と改称され、都は京都から移された。旧江戸城は皇居として使われることになり、道灌が築き、家康が受け継いだ城は、新しい時代の中心地としての役割を託されることになった。それから半世紀余りが過ぎた1920年、渋谷の地に、明治天皇と昭憲皇太后を祀る明治神宮が創建される。江戸は消滅したのではなく、その上に東京という新しい都市が重なっていった。今、私たちが歩く東京の街並みの下には、500年以上にわたる江戸の歴史が積み重なっている。

登場人物: 明治天皇

江戸は、東京として今も続いている。

東京の街を歩いていると、目の前にあるのは現代の都市。しかし、その下には500年以上にわたる江戸の歴史が重なっている。

  1. 道灌と江戸のはじまり 日枝神社
  2. 道灌から家康へ 江戸城跡
  3. 江戸から東京へ 明治神宮
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